本仕様は、JACIC社会基盤情報標準化委員会小委員会の2017年度検討テーマ「建設ライフサイクルにおける構造物の特徴を考慮した点群データ管理の標準化手法の開発」の活動成果です。
URL:http://www.jacic.or.jp/hyojun/2017shouiinnkai-02.html
本仕様は、国土交通省社会資本マネジメント研究センター社会資本情報基盤研究室で公開されています。
URL:http://www.nilim.go.jp/lab/qbg/standards/standards.html#road-data
本仕様は、航空レーザ、MMSやUAVなどが計測した点群データに対して、各点群データがそれぞれ何の地物を示すかを属性情報として付加する。 点群データへの属性付与のイメージを図に示す。
図に示す通り、点群データに対して、照明や道路標識、路面などの属性情報を付与する。
本提案仕様では、道路管理や点群データ解析の技術者、点群データ解析ソフトウェアのベンダーへの利用促進を図るために、「属性データのデータ構造」と、「道路地物毎の属性データの指定方法」を定義する。 このことにより、点群データを解析するソフトウェアにおいて、同様の処理にて道路地物単位の点群データを抽出可能となり、今後の点群データ活用の可能性を拡大することができる。
図中の点群メタデータは、計測機器より取得した点群データの計測日や計測機器等の情報を保持するXML形式のデータファイルである。 領域データファイルは、複数の領域データと領域メタデータのセットで構成されるXML形式のデータファイルである。これにより、次の効果が得られる。
図に示す通り、2012年10月の点群データから領域データファイルを生成して蓄積する。 その後、2017年10月に計測した点群データと2012年10月の領域データとを重ね合わせて点群データを抽出することで、地物の変状等を把握することができる。